メンタルヘルスケア 基本方針

 
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Pittaでは、個人がパフォーマンスを最大限発揮しつつも、無理なく健康的に働ける環境づくりを大切にしています。 雇用形態問わず、Pittaに関わるメンバーのメンタルヘルスケアについて、会社としてどんな思想を持っているのか、不調を感じたときにどう対応するのか、をまとめました。

前提


心身の不調や波は誰でもありうる

人が生きていくうえで、心身の体調に波があるのは自然なことです。家族や友人との関係性や引越しによる住環境の変化など、仕事に限らず様々な要因でストレスを抱えたり、体調が崩れることもあるでしょう。
 
不調の波がないから「強い人」、不調があれば「弱い人」といった考え方はせず、できるだけフラットに個人と向き合い、不調の有無によって、安直にその人の定性的な評価を変えたりしないような組織運営をします。
 
Pittaでは、「心身の不調は誰にでも起こりうる」ことを前提に、メンバーのメンタルヘルスケアに取り組みます。
 

会社として、できる限りのサポートをしたい

不調を感じたときには、できれば周囲に相談をしてもらいたいですし、会社ができる限りのサポートはしたい、というのが私たちの考えです。
 
なぜなら、Pittaは個人の人生を第一に考えているから。この会社で働くことで、一人ひとりの生活やキャリアにポジティブな影響があるか? を大切にしています。
 
だからこそ、Pittaの仕事に全力で向き合っていただきながらも、無理なく健康的に働ける環境を作りたいのです。
 

不調を感じたらどうする?


周囲に状況を共有する

できれば、信頼できる周囲のメンバーに、あなたの状態や心境を共有してもらいたいです。 言いたくないことは無理して伝えなくても大丈夫。「どんな状態か」の共有だけでもいいですし、Slackの個人チャンネルで「最近疲れたまってるな~」と軽くつぶやくだけでも、周りが変化に気づきやすいです。
 
会社側から詳細を深く突っ込んだり、共有を無理強いすることはしません。「安心して共有できる」という状態を目指して、心理的安全性の高い環境づくりにも励んでいきます。
 

働き方や業務の相談をする

業務の進行や納期に不安を感じたら、早めに関係者に相談をお願いします。
 
働き方や契約形態を変える、一時的に業務量を減らす、業務内容を変える、1日休暇を取る、長期で休暇を取る…など、状況によって対応を一緒に決めましょう。
 
無理を重ねて突然の欠員が出るよりも、早いうちから少しずつ調整できる方が、お互いにとって良いです。小さなことでもご相談ください。
 

コーピングの方法を持っておく

コーピングとは、自分が感じたストレスと向き合い対処することを指します。
「こういう心理状態になったら、このアクションをする」と決めておくのが、比較的楽にストレスと付き合うコツのひとつです。
 
コーピングの方法は様々なので、自分に合ったものを持っておくと良いでしょう。
 
例:
  • 趣味やリラクゼーション
    • 運動や食事、サウナ、マッサージ、瞑想、音楽…など、ストレスや疲れがたまったときに自分がリラックスできる時間を取りましょう。
  • ジャーナリング
    • 頭に浮かんだことを書き出す方法。誤字脱字や文章の良さなどは気にせず、とにかく書きます。時間を決めて、その間は筆を止めないようにすると、意外と色々な感情が表れ出てきます。不調のときだけでなく日常的にやっておくと、自分の心境や体調の変化に早く気づきやすくなります。
    • その他、ストレッサー(ストレスの原因)やメンタルモデル(行動や思考の裏側にある思い込みや価値観)を言語化して書き出すと、今の状況を冷静に客観的に把握しやすいです。
  • 信頼できる人への相談
    • 家族や友人に気持ちを共有したり、専門家(心療内科などの医療機関や、カウンセラーなど)に相談することも、コーピングのひとつの手段です。
    • オンラインで診療できる医療機関や、オンラインカウンセリングのサービスなどもあります。
 

カウンセリングを受ける

Pittaでは、カウンセリング・サポート制度を設けています。
概要
  • メンタルヘルスケアのためのカウンセリングの受診費用をサポートする福利厚生です。
  • カウンセリングは、大きな不調がなくても、定期的な心のコンディション調整に有効です。カウンセリング受診=精神疾患とは限らないので、重く受け止めすぎずに、必要と感じたら受診を検討しましょう。会社としては、メンタルヘルスケアのポリシーを遵守し、健やかに働ける環境づくりをしていきます。
費用
  • 全額負担(今後の利用状況を見て変更の可能性あり)
  • 立替経費精算を行う
受診先
  • オンラインカウンセリングサービス利用のほか、かかりつけ医や、ご自身で見つけたクリニック・先生もOK
相談内容
  • 不調の原因は複合的なことが多いため、相談内容が仕事に直結するものかは問いません。
  • 相談内容を会社に共有する必要はありません(立替精算のため、受診したことは見えます)
 

不調を共有されたらどうする?


メンバーから不調を共有してもらったときの対応も記載しておきます。
 

業務の対応を確認する

ストレッサーがどこにあるのか、どのくらいのストレス度合いなのか、業務の調整が必要なのか…などは本人が一番わかっているので、できるだけその人の意向を汲めるように話しましょう。
 

アウティングに気をつける

アウティングとは、本人から許可を得ず、その人の個人情報などを第三者に伝えることです。
その人の状況をオープンにされたくなかったり、特定の誰かには知られたくない可能性もあるので、情報の扱いには注意をしましょう。
 
業務の関係で誰か別の人に伝える必要があったり、自分で抱えきれず誰かに相談したい場合には、まずは本人に確認してください。
 

アンコンシャス・バイアスに気をつける

アンコンシャス・バイアスとは、無意識の思い込みや先入観のこと。 人や物に対して、過去の経験や一般論などをベースに、無意識で「この人/物は●●だ」と考えることを言います。
 
不調がある人に対して、その人は「弱い」「責任感がない」「仕事ができない」…といったイメージを紐付けないようにしましょう。
 

冷静に対応する

周囲の人の不調は、その深刻度にかかわらず、無意識的に自分に影響を与える可能性があります。それを理解したうえで、冷静に対応しましょう。
 
「自分がその人を支えなければ」「その人の悩みを解決しなければ」などと必要以上に抱え込まず、上述したようなコーピングの方法を本人に勧めてみてください。
 

健やかに働ける環境づくりのために


 
メンタルヘルスケアに関する会社としての基本方針をまとめました。 今後も、新たな制度を策定したり、場合によっては専門家の方に入っていただくなど、必要に応じて適切な動きができるようにしていきます。
 
 

2022/10/22 公開
2023/01/10 カウンセリング・サポート制度を追加